入管業務・外国人支援の本

 

2014-01-25 「入管法の実務」

もうすぐ行政書士試験の合格発表ですね。
ここで、行政書士業務として当事務所でも手がけている「入管業務」について、おすすめの本をあらためて紹介します。

新しい分野を手がけるには、少なくとも「入門書1冊」+「基本書(専門書)1冊」+(できれば)「法令集」を揃えることが必要ですね。

1,入門書:次のうちどちらか
「はじめての入管法」黒木忠正 日本加除出版 2012改訂 ¥2520
「よくわかる入管法」山田鐐一・黒木忠正 有斐閣 2012第3版 ¥2310

査証・在留資格・在留カードなど、基本的なことを一通り知ることができます。「相談を受ける可能性」があるだけで必読です。(どちらか1冊で良いです。)

2,基本書
「詳説 入管法の実務」 山脇康嗣著 新日本法規 2010 ¥6200

各在留資格について詳述されているだけでなく、入管業務を行う上での注意点・心構えまで書かれています。入管業務を行う行政書士は必読です。

3,法令集
「出入国管理実務六法」日本加除出版 平成26年版は¥5565

以前紹介しましたが、常に法令を確認するために欠かせません。(とはいいましても実際には重いので、要するにスマートフォンやタブレットなどでも、常に入管法令の条文を確認できれば良いわけです。)

専門学校・日本語学校の先生向けの講演準備のため、留学生関係の本を引っ張り出して読んでいます。この本は、大学の国際交流担当の先生方が、現場の経験から「留学生アドバイジング」という概念を提唱し、留学生支援の理論と実践・そして課題を明らかにしています。

ところで、行政書士向けの研修の機会にときどきお話しすることですが、「行政書士が対応する相談と、カウンセリングとはどこが違うか」については、次のように考えています。

行政書士の受ける相談は、受け手が何らかの回答をしなければならない。
これに対しカウンセリングは、受け手が当事者の話を傾聴し、問題点(ときにはその解決方法まで)を本人に気づかせる。

この本では、留学生相談をテーマとしているので、心理学的アプローチに重点を置いていますが、それだけにとどまらない(国際交流担当の教職員の方の)「対応」についても重点を置いています。 だからこその「アドバイジング」なのだろうと思います。入手しにくいかも知れませんが、留学生を受け入れる学校の教職員の皆さんにお勧めの本です。

「留学生アドバイジング 学習・生活・心理をいかに支援するか」横田雅弘・白土悟著 ナカニシヤ出版 2004 ¥3500

2013-03-27 「専門学校の教育とキャリア形成」

行政書士として「外国人のビザ手続」に関する業務を行っています。とりわけ留学生の「卒業後の就労」に関心を持ち、また支援をしています。

留学生が日本の学校を卒業後、日本の会社で働くときには「日本で働くことができるビザ=就労ビザ」が必要です。 専門学校に2年以上通い、「専門士」称号を授与された留学生は、就労ビザの許可を受ける可能性があります(実際には、他にもいくつか条件があります)。

専門学校は「卒業後に企業に就職するために、実践的な知識・技能を身につける」教育機関として、キャリア教育にも力を入れています。 しかし、専門学校の「業界全体として」(たとえば、大学業界と比べて)どのような特色があるか、というのはわかりにくいものです。

この本は、専門学校業界について研究した、市販の専門書としてはほぼ唯一のものと思われます。
専門学校の特色である職業教育・キャリア形成について、豊富な事例と共に解説しています。

「専門学校の教育とキャリア形成 進学・学び・卒業後」  植上一希著 大月書店 2011 ¥3600

2013-02-23 「出入国管理実務六法」

平成24年7月9日施行の改正入管法(出入国管理及び難民認定法)をフォローした専門六法です。

いわゆるEPA介護士やポイント制に関する規定など、収録内容が大幅に増えたにもかかわらず、紙幅のスリム化・軽量化を図っています。入管業務を行う行政書士は必携です。

「出入国管理実務六法」日本加除出版 ¥5300

2011-11-15 「外国人就労者の入国手続・労務管理」

外国人就労者の入国手続・労務管理

近年、日本の企業も外国人社員の採用に関して高い関心を持つようになりました。
たとえば、お手伝いしている「日本への留学生向けの就職説明会」でも、3年前に説明会のイベントが始まったときは参加企業数は20数社でしたが、今では100社前後の参加があります。

この本は、外国人社員を採用する際に避けて通ることのできない入国手続の問題と、採用後の労働法令に関する問題について、詳細に説明してあります。

個人的には、入国管理に関する記述は(自分が専門にしているので)既知の情報が多かったのですが、労務管理に関する部分は大変参考になっています。お勧めです。

「外国人就労者の入国手続・労務管理」布施直春著 中央経済社 2011年 ¥4800

2011-10-01 「外事法・国籍法」

外事法・国籍法

1990年の入管法改正以前の在留資格の解説がある貴重な研究書です。

「外事法・国籍法」(現代行政法学全集17) 黒木忠正・細川清著 ぎょうせい 1988 ¥2800

2011-10-01 「入国管理政策」

入国管理政策

日本の入管法(出入国管理及び難民認定法)は、1990年(平成2年)に大きく改正され、在留資格の種類をはじめとして現行の入国管理制度となっています。

この本は、入管法の1990年改正以降を「1990年体制」と呼び、詳細に考察を加えている研究書です。
入管業務を専門とする行政書士の皆さんにお勧めします。

「入国管理政策」明石純一著 ナカニシヤ出版 2010 ¥6800

 

2011-09-29 「はじめての入管法」

はじめての入管法

入管法(出入国管理及び難民認定法)の入門書として、以前から「よくわかる入管法 第2版」(有斐閣)をおすすめしていますが、この本も入管法の入門書としておすすめです。入門書としてどちらでもいいと思いますが、あえて言えばこの「はじめての入管法」の方が、「法律の解説書」という印象です。

「はじめての入管法」 黒木忠正著 日本加除出版 2010 ¥2400

2010-05-02 「技能実習生在留手続Q&A」

入管法上の「外国人研修制度」は、外国人を日本の公私の機関に一定期間受け入れて技能を習得させることにより、出身国への技能の移転をはかるための制度です。
2009年に入管法が改正されたことにより、在留資格「技能実習」が新設されるなど、外国人研修制度は大きく変わりました。
下記の書籍は、Q&A方式による外国人研修制度の平易な解説書です。もちろん今回の法改正を踏まえて改訂されています。
もっとも、一般書店ではなかなか入手しにくいと思います。浜松町にある「国際研修協力機構」に行けば確実に入手できるでしょう。

「外国人技能実習生・研修生の入国・在留手続Q&A」  (財)国際研修協力機構  2010 ¥1500

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