法律書いろいろ

2014-03-27 「逐条 学校教育法」

最近は「平成26年4月からの消費税増税前に、どんな本を買うか」ということを考えています。
マニュアルとか読み物は、いくら増税だからと言って手当たり次第に買ってしまうと、それこそきりがありません。
ここはひとつ参考書籍―法令集とか逐条解説とかで、普段なかなか買えない値段の高いものを検討することにしました。

というわけで「学校教育法」の逐条解説を買いました。
数年前の教育基本法の改正を踏まえた、学校教育法改正に対応とのことです。
留学生支援ということから、大学・専門学校制度の根拠法令を調べるために買ってみました。

「逐条 学校教育法 第7次改訂版」鈴木勲編著 学陽書房 2009 ¥13000

2013-12-21 リーガルクエスト「親族・相続」

民法の中でも親族法・相続法の分野は、行政書士業務に深い関わりがあります。
実際、毎年10月の「行政書士制度強調月間」における、東京会での無料相談会でも、相続に関する相談件数がとても多いです。

別の面から考えますと、民法の中でも親族法は結構変化のある分野だと思います。
といいますか、現代社会で、家族(親子・夫婦)に関する考え方の変遷が激しく、法解釈が後を追っている状態なのでしょう。

親族法・相続法の分野では、ときどき「基本に立ち返る」ということが必要なようです。
最近も、非嫡出子の相続分に関する判決があったので、この本を見直しています。

というわけで、相続の相談を受ける可能性のある行政書士であれば、必読の本といっても過言ではありません。

リーガルクエスト「民法Ⅵ 親族・相続」前田陽一・本山敦・浦野由紀子 有斐閣 2010(2012第2版) ¥2835

2013-11-03 「実践 法律相談」

神保町ブックフェスティバルの「東京大学出版会」のブースで、「実践法律相談」という本を買いました。本のカバーがはずされて、中身? だけで800円でした。

内容は弁護士向けですが、相談を受ける立場であるところの行政書士としても、「相談の流れ」の解説(相談者重視の相談、聴き方についてなど)がとても参考になります。

まだ中身をぱらぱらとめくっただけですが、「事例研究」や「ロールプレイ」のところが参考になりました。
ここでいう事例研究は、業務の事例というよりは、相談の受け方自体の事例研究のことですが、自分でも一度はこのような事例検討会をやってみたいものです。

「実践 法律相談―面接技法のエッセンス」菅原郁夫・下山晴彦編 東京大学出版会 2007 ¥2730

(行政書士桑田優)

2013-11-02 「経営と法」

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きょう11月2日は、「神保町ブックフェスティバル」に行ってきました。
11月4日まで同時開催の神田古本まつりは「靖国通り」にワゴンが並び、神保町ブックフェスティバルは通り一つ南側の「神田すずらん通り」で開催されます。

例年立ち寄る「中央経済社」のブース、最近「経営・会計」分野に興味があることから、今年もじっくり選びました。

この本は大学学部生向けの教科書です。法律と経営に関する専門用語を、見開き2ページで解説しています。

確かに入門書ではあるのですが、民法の分野でも「継続的契約」や「サブリース」、会社法分野では「株式の公開買付け」など、自分が習った記憶のない新しい用語について解説しています。
国際取引や税法、さらに経営学の各分野まで解説されています。
いろいろなジャンルを知るきっかけになりそうな本です。

「経営と法 学びのエッセンス」第2版 井形浩治・池島真策・北村實編集代表、中央経済社 2012 ¥3000

2013-10-26 保険法 第3版

経営・FP, 法律書いろいろ

「リスク」とは一般的に「危険」のことを意味しますが、「リスクマネジメント」の世界では、危険という概念よりもかなり広く、「あることがらが起こりうる可能性」のことを指すようです。

「リスクマネジメント」に関する講演会でもらった資料に、リスクマネジメントを勉強するにあたっては、伝統的な保険法・経営工学の理論も必要である、という趣旨の記載がありました。

そこで保険法の入門書を買いました。
本書の冒頭、10ページ行くか行かないかの内に、

○保険契約者(保険に加入する人)の払う保険料の対価は、「保険事故が発生すれば保険料を支払う」という保険会社の「危険負担」である
とか、
○保険事故が起こらなければ保険料が一見無駄になったようだが、保険事故(たとえば火災)によるリスクをヘッジするのに役立った
など、
特有の考え方がいくつも書かれていて、勉強になります。

「保険法 第3版」山下友信、竹濵修、洲崎博史、山本哲生著 有斐閣アルマシリーズ 2010 ¥2100

2013-07-28 「法の国アメリカ」を学ぶ

法律書いろいろ

前回の書き込みから1か月以上経ってしまいました。やはり本の紹介だけではアイデアも煮詰まってしまうようです。
「知的生産の場」として、このブログ(日記)をもう少し活用したいですね。

英米法の勉強をする必要に「緩やかに迫られ、」(変な表現ですね)数年前に買ったこの本を読み始めました。

「英米法を勉強するには、何から始めたら良いだろうか」と思って買ったものです。
アメリカの法制度を、テーマごとに(A5判)1ページ程度の英文で説明し、日本語の解説を加えています。

かばんにこの本と「ポケットプログレッシブ英和辞典」(小学館)を入れて、自宅でも読めるようにしています。まずはこの本から、法律英語に慣れてみようと思います。

「法の国アメリカ」を学ぶ 福田守利 有斐閣 2005 ¥2800

2013-06-12 不動産登記法概論

法律書いろいろ, 行政書士業務

こんばんは、桑田です。
最近、我ながら「法律書の紹介」以外の記事が多いなと思っていますので、バランスを取るためにも、今週買った法律書を紹介します。

この「不動産登記法概論」という法律書には、「登記先例のプロムナード」という副題がついています。
本の帯に「プロムナード=散歩するように」と書かれているとおり、技術的で難解な不動産登記法が易しく書かれています。

とはいいましても、「この内容だと『入門』というタイトルではあわないだろうな」と思わせるほど、本格的な内容です。
登記記録例の紹介(登記簿謄本への記載内容)、参照すべき登記先例の紹介もあります。
さらに、(不動産登記法と言うくらいですから)表示登記についても詳しく書かれています。

相続相談業務に携わる行政書士の皆さんにもお勧めです。

「不動産登記法概論」山野目章夫 有斐閣 2013 ¥2800

2013-05-09 「教育法規スタートアップ」

法律書いろいろ

こんばんは、桑田です。
大型連休の始まる前は、この機会に事務所に積んである本をいろいろ読んでみようと考えるのですが、連休が終わるとなかなか計画通りに行かないことも例年の通りです。

「専門学校の支援」に関連して、キャリア教育、さらには教育法について調べる必要が出てきました。
そこで紀伊國屋書店で「教育法規スタートアップ」という本を見つけて買いました。

もともとは教員試験向けの参考書かも知れませんが、教育基本法・学校教育法など、教育関連法規について詳述しています。 さらに教育政策の変遷が、年表形式で詳しく書かれていますので、個人的には興味深く読むことができました。お勧めです。

「教育法規スタートアップ Ver.2.0」高見茂、開沼太郎、宮村裕子編 昭和堂 2012 ¥2200

2013-04-19 「講義 民事訴訟」

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行政訴訟について勉強しようとする場合、やはり「民事訴訟の考え方」についても勉強しなければならないようです。

民事訴訟法の基本書を買うのは何年ぶりでしょうか?
本格的な解説書は…三ヶ月先生の民事訴訟法(弘文堂)以来かも知れません。民事訴訟法の大きな改正の前ですね。

…民事訴訟法の改正って、平成8年でしたよね?

それはさておき、10年も経てば基本書の内容も違ってくるでしょうし、読みやすくなっていると思います。

この本では例えば、民事訴訟における「攻撃防御における主張立証」につき、例文を挙げながら詳しく説明してあります。

読みやすく、詳しい基本書としてお勧めです。
(この本を買って1か月ぐらいですが、早くも第三版が出てしまいました。とほほ)

「講義 民事訴訟」第2版(現在は第3版) 藤田広美著、東京大学出版会、2007初版、2013第3版 ¥3800

2013-03-20 薬事法・薬剤師法解説

自然科学, 法律書いろいろ

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薬事法が関係する許可申請は、医薬品の製造のみならず、医薬品の販売・医療器具・化粧品にいたるまで、広範囲にわたります。
そして、薬事法に関する許可・届出も、厚生労働大臣や都道府県知事に行うものであるので、行政書士の業務となります。

この本は、薬事法及び関係法令のコンメンタール(条文の解説書)です。また、GMP(製造管理及び品質管理の基準省令)など重要省令も収録されています。
薬事関係の相談を受ける行政書士には必須の本といえるでしょう。

なお、ぼくが買ったのは平成14年の薬事法大改正を踏まえた第15版ですが、2013年3月現在では第23版となっています。

「薬事法・薬剤師法 毒物及び劇物取締法解説」薬事日報社 ¥3800

2013-03-08 法的三段論法

法律書いろいろ

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とある勉強会で、「法的三段論法」の説明をしようと思い立ちました。
感覚では何となくわかっていても、説明に正確を期するため、民事訴訟法で法的三段論法の説明が載っている本を探してみました。

ところが法的三段論法の説明が載っている本は、なかなか見つかりません。あたりまえ過ぎるからでしょうか。

やっと見つけたのが、この本です。「試験向けの」とはっきり書いてありますとおり、要点を簡潔にまとめていて、全体の流れをつかむことができそうです。

「国家試験受験のための よくわかる民事訴訟法」神余博史著 自由国民社 2012 ¥2600

2011-10-09 LEGAL QUEST 「会社法」

法律書いろいろ

会社法の本を探そうと書店に行くと、分厚い本ばかりが目につきます。分量と本の値段に気後れしてしまいがちですが、行政書士業務としても、やはり会社法の理解は大切です。

この本は法学部生向けの「教科書」として書かれた本なので、基本的な解説が充実しています。さらに具体的なケースに基づく説明や、読み物(コラム)もあります。

条文を引きながら読むのも良し、先にコラムを読んでしまうのも良し。会社法の最初の一冊としてお勧めします。

LEGAL QUESTシリーズ「会社法 第2版」 伊藤靖史・大杉謙一・田中亘・松井秀征 有斐閣 2011 ¥2800

2010-12-12 セレクト六法購入

法律書いろいろ

ごぶさたしております。
今年は猛暑のあとは秋がなくて一気に冬到来? と思うほど肌寒い日が続いたと思えば、小春日和というより小夏日和といいたくなる陽気が続きました。

このブログでは本の紹介がメインですが、神田古本まつりで散財したので、11月以降はあまり本を買っていませんでした。それでも何冊か紹介したい本がありますので、(年末で書けるかどうかわかりませんが)書いてみたいと思います。

さて、新年度の小型六法を、やっと買いました。「セレクト六法」(岩波書店)です。最初にセレクト六法を買ったとき(平成21年版)は、会社法に参照条文がなくてがっかりしたのですが、23年版にはちゃんと会社法にも参照条文がついています。
小型六法は、セレクト六法でもう充分でしょう。

2010-11-07 「成年後見教室」課題検討編

法律書いろいろ

新しい成年後見制度が施行されて10年。実務上も、また制度の運用面でも、この10年間で少しずつ変わってきたように思います。

成年後見制度に関する実務的な参考書を紹介します。
「成年後見教室 実務実践編」     2009
「成年後見教室 課題検討編」第2版 2010
社団法人成年後見センター・リーガルサポート 編 日本加除出版 各¥2625

成年後見制度を利用するときの流れから説明した「実務実践編」。成年後見制度をめぐる、近年の論点について知りたいときには「課題検討編」。
「実務実践編」では、とくに「後見等開始申立手続の相談を受ける方へ」という章を立てて、詳しく説明しています。

(以上2014年6月20日移転掲載)

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