行政書士業務の本

2014-04-02 建設業新入社員読本

いよいよ4月ですね。4月から行政書士として新規開業された方も多いことでしょう。

さて「建設業許可」といえば、昔も今も重要な行政書士業務です。
とはいいましても、かりに行政書士として建設業の許認可業務に詳しくなったとしても、建設会社が実際にどんな業務を行っているかというのはなかなか知る機会が無いのではないでしょうか。

そこで「建設業新入社員読本」という本を読んでいます。
この本は、文字通り建設会社に入社した新入社員向けに、「建設会社はどんな仕事を行っているのか」について説明した本です。
仕事の流れ・日常的に作成する書類・業界用語までわかりやすく解説されていますので、お勧めです。

「建設業 新入社員読本」改訂版 中村英喜・志村満 日本コンサルタントグループ 2005 ¥2800(税別)

2013-06-24 「遺産分割協議書作成マニュアル」

もう一冊、遺産分割協議に関する参考書を紹介します。

この本は、単に遺産分割協議書の作成見本とその解説が載っているだけ、ではありません。
「分割協議での問題点」という解説欄で、問題点と対応を簡潔にまとめています。

例えば、
「生前、土地建物の贈与があったと認めるか」
→贈与契約の成立を確認

「生前贈与を認める場合、特別受益となるか」
→「なる場合、特別受益の価格(土地建物の価格)はいつの時点か」

…など、私たちが相談を受けるときに必要な「場合分けの技術」を学ぶことができる参考書だと思います。

「遺産分割協議書作成マニュアル」永石一郎、鷹取信哉、下田久 著 新日本法規 2012 ¥4935

2013-06-19 「遺産分割実務マニュアル」

相続手続に関する本を買う場合には、相続手続の流れを把握するための本を1~2冊買って読み、あとは個別に詳述してある専門書を参考にする、という方法が良いと思っています。

一般向けの相続の本を何冊も買ったところで内容は似ていますし、相続の専門書でも、結構内容がだぶったりしているものです。

表記の本は、遺産分割手続に関する参考書です。
弁護士向けではありますが、私たちとしましても、例えば「審判前の保全処分」については知識として知っておく必要があります。
また、遺産分割に関する「相談と受任」について書かれていることも参考になります。

「改訂 遺産分割実務マニュアル」東京弁護士会法友全期会相続実務研究会編 ぎょうせい 2006 ¥3714

2013-06-12 不動産登記法概論

こんばんは、桑田です。
最近、我ながら「法律書の紹介」以外の記事が多いなと思っていますので、バランスを取るためにも、今週買った法律書を紹介します。

この「不動産登記法概論」という法律書には、「登記先例のプロムナード」という副題がついています。
本の帯に「プロムナード=散歩するように」と書かれているとおり、技術的で難解な不動産登記法が易しく書かれています。

とはいいましても、「この内容だと『入門』というタイトルではあわないだろうな」と思わせるほど、本格的な内容です。
登記記録例の紹介(登記簿謄本への記載内容)、参照すべき登記先例の紹介もあります。
さらに、(不動産登記法と言うくらいですから)表示登記についても詳しく書かれています。

相続相談業務に携わる行政書士の皆さんにもお勧めです。

「不動産登記法概論」山野目章夫 有斐閣 2013 ¥2800

2013-04-06 「くらしの相続Q&A」

行政書士会が主催する無料相談会には、さまざまなジャンルの相談が寄せられます。
相続に関する相談は数がとても多く、相続に関する相談への対応は行政書士にとって必須のスキルといえるでしょう。

ところが、相続に関する相談の内容は、遺産分割協議だけに限らず、登記や税金などさまざまな分野にまたがっています。
そのため、民法(相続法)だけに限らず、広範囲の知識が必要です。

「くらしの相続Q&A」という本は、共著者が全員ファイナンシャル・プランナーの資格も併せ持っています。FPの視点からも相続の相談について解説している本です。
広い視野を持って相続相談対応のスキルを上げたい、行政書士のみなさんにお勧めです。

「くらしの相続Q&A」伊藤崇編 新日本法規 2012 ¥2900

2013-03-03 戸籍実務六法

「六法」と名のつく法令集は、有斐閣のポケット六法や三省堂の模範六法が有名ですね。ところが行政書士業務では、これら一般的な六法よりは、専門六法と呼びたくなるような、分野別の専門法令集を使うことの方が多いです。

入管業務を行うにあたっては、必須の「出入国管理実務六法」の他に、「戸籍実務六法」もお勧めします。

例えば戸籍法107条。「氏名の変更」に関する規定ですが、同条2項に外国人と婚姻した場合の重要な例外規定があります。

他にも、外国人登録制度の廃止とともに(中長期滞在)外国人にも住民票が発行されるようになりましたから、住民基本台帳法も参照するようになりました。

さらに外国の国籍・家族法に関する貴重な日本語訳法令集も、ときどき参照しています。

この本のことは、内容豊富なのでまた書くこともあると思いますが、入管業務を行う行政書士としては必携の本です。

「戸籍実務六法」平成25年版 日本加除出版 ¥3900

2012-02-21 動物愛護法の本

動物愛護管理法に関する本を紹介します。

○「改正動物愛護管理法Q&A」 動物愛護論研究会 編著 大成出版社 2006 ¥2686

動物愛護管理法の、2006年改正に基づく新版です。とくに「動物取扱業」に関して詳しく記述しています。

最近の動向として、次の専門雑誌も紹介します。

○「法律のひろば」平成23年8月号 特集「ペットをめぐる法的現状と課題」 ぎょうせい ¥800

熊本市での「殺処分ゼロへの挑戦」や動物取扱「販売業の取り組み」など、読み応えがあります。

2012-02-21 「成年後見教室 実務実践編」

行政書士として、成年後見業務に興味を持ったとしましょう。本屋さんに行くと、一般向けのやさしい解説書が並んでいて、目移りしそうです。全体像をつかむという意味で、まずは一般向けの本を読んでみるのも良いでしょう。
もっとも、読者の不安をあおるようなタイトル、「社長さん、~しなさい」というようなタイトルの本は、お勧めしません。

ただし、何冊もそろえるのではなく、一般向けの本は1冊で充分でしょう。あとは専門書で知識を増やすことが大切です。

成年後見業務の専門書として、まずはお勧めするのがこの本です。
成年後見センター・リーガルサポート編の「成年後見教室」には「実務実践編」と「課題検討編」があります。
前者は基礎知識、後者は個々の課題を掘り下げて解説しています。

「成年後見教室 実務実践編」
「成年後見教室 課題検討編」
社団法人成年後見センター・リーガルサポート編 日本加除出版 2009 各¥2625

2011-02-22 交通事故相談の本

交通事故相談に関する専門書は、たくさんありますよね。しかも高いです。そこで、最初に読むための本として2冊紹介します。

「新版 概説交通事故賠償法」藤村和夫・山野嘉朗著 日本評論社 2003 ¥3500

自動車損害賠償保障法をはじめとした、交通事故による賠償法の体系書です。自賠責保険の請求業務のためにも必須です。ただしいささか古いので、法改正については他の参考書を確認する必要がありそうです。

「交通事故の損害賠償とADR」日本弁護士連合会ADRセンター編 弘文堂 2010 ¥2700

この本を紹介する理由は、ADRについて書かれているからではありません。この本の冒頭70ページほどに、「交通事故賠償の基礎知識」と題して、専門の弁護士の方が弁護士の初任者向けに解説しています。これがわかりやすいのです。実務の入門書として紹介します。

2011-02-22 行政書士関連の本

ごぶさたしております。
2月22日は「行政書士の日」ということで、新人行政書士向けの皆さん向けに、本の紹介をしてみたいと思います。まずは、行政書士法を解説した専門書の紹介です。

「行政書士法コンメンタール」兼子仁著 北樹出版 ¥2400

「コンメンタール」というのは、条文の注釈書、つまり条文に解説(コメント)を付けた本のことです。現在第4版になっていると思います。とくに行政書士の業務について、法定業務・法定外業務・なしえない他士業の独占業務など、詳細に解説してあります。

2010-11-15 産業財産権標準テキスト総合編

知的財産権の入門書として最適です。
と、たまには冒頭に結論を書いてみました。

この本は、知的財産権のうち、特許・意匠・商標制度を中心に解説した入門書です。写真やイラストが豊富でわかりやすいですね。

以前、特許制度の入門書として「産業財産権標準テキスト特許編」を紹介したことがありますが、特許制度の「最初の一冊」としては本書で充分でしょう。
さらに本書では知的財産権の「活用編」、さらに著作権・育成者権の概説まで載っています。

「産業財産権標準テキスト総合編」第3版 工業所有権情報・研修館 編  社団法人発明協会 2010  ¥667

(2014年6月26日移転掲載)